“ジーター発言”がまた話題 ダルビッシュ&アリエッタ獲得でも「勝てない」
再建の過程で批判を浴びるスーパースター、米誌のインタビューで主張も…
昨年9月に実業家のブルース・シャーマン氏らとともにマーリンズを買収した元ヤンキースのスーパースター、デレク・ジーターが“苦戦”している。選手の総年俸を削減してチームを再建するため、主力選手を次々と放出して若手をかき集めたものの、あまりにも急激な変化に地元メディアやファンが反発。ジーター氏は批判を浴びているが、本当に主力を放出しなかれば再建はできないのだろうか。
球団の再建を進める上で、マーリンズのやり方はメジャーでは常套手段。低迷が始まれば年俸の高い主力をトレードに出し、代わりに獲得した若手を中心に強化を始める。マーリンズではジャンカルロ・スタントン外野手が巨額の契約を残しており、経営健全化のためには放出は避けられないとの見方は当初からあった。
一方で、野手の潜在能力はメジャーでも有数だっただけに、投手を補強すればプレーオフ進出を狙えるとの声もあった。ただ、ジーター氏は今オフのFA市場でワンツー評価を受けるダルビッシュ有投手、ジェイク・アリエッタ投手を2人とも獲得しても「勝たせることはできない」と断言したという。
権威ある米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」の“ジーター特集”を受け、米ヤフースポーツで掲載された記事。タイトルは「デレク・ジーター:もしジェイク・アリエッタ、ユウ・ダルビッシュと契約していたとしたら、マーリンズは未だに成功してはいなかっただろう」だ。ジーター氏はこの「スポーツ・イラステレイテッド」のインタビューで何を話したのか。
ヤフースポーツでは、インタビュー記事の書き手であるトム・バーダッチ氏が、オフシーズンの論争について聞いても、「上から目線」のジーターに軽くあしらわれたことに言及。その中の1つが、先発投手についての話題だった。