大谷翔平、今季初マルチ&二盗もエ軍連勝3ストップ 指揮官「逆転の気配を感じたが」
2試合ぶり2番スタメンで4打数2安打1得点1盗塁
■アストロズ 4ー2 エンゼルス(日本時間7日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地のアストロズ戦で「2番・指名打者」で2試合ぶりに先発出場。初回の第1打席で投手内野安打、8回の第4打席で左前打を放った。今季初のマルチ安打をマークした。4打数2安打1盗塁で打率.250。チームは2-4で競り負けて連勝は「3」でストップした。2点を追う9回の攻撃について、ジョー・マドン監督は「逆転の気配を感じていた。我々としては(逆転勝ちの)準備は整っていた。(最後に三ゴロ併殺打とした)ブレグマンはナイスプレーだった」と敵軍守備を称えた。
2試合ぶり安打は初回1死だ。通算209勝右腕グリンキーの外角低めチェンジアップに反応。打球は弱いゴロで一塁線に転がった。ゴールドグラブ賞6度を誇るグリンキーの打球処理と競争となったが、素早く一塁を駆け抜けた。この一打で5試合連続出塁。すかさず今季2個目の二盗をマークし、トラウトの2試合連発となる先制2号2ランを呼び込んだ。
3回先頭は右飛、5回2死一塁は投ゴロに倒れたものの、8回2死では今季初めて左前へ打ち返した。プレスリーの初球、内角カーブを捉えた。今季6試合目の出場で初のマルチ安打となった。
今季開幕投手の先発バンディは6回10奪三振4安打2失点と好投。しかし、この日は打線が援護できなかった。2-2で迎えた9回に守護神イグレシアスがコレアに勝ち越し2ランを被弾。マドン監督は「(バンディは)直球に気持ちが込められていた。エースのような投球をしていた。老獪な投球をする」と称賛。イグレシアスについては「球自体は問題なかった。調子が良さそうだった」とかばった。
前夜の逆転勝ちで地区首位タイに浮上したチームは一夜で2位転落。7日(同8日)は休養日で、8日(同9日)からフロリダ州ダンイーデンでブルージェイズ4連戦を行う。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)