球速は大谷翔平の約1/2! 通算209勝右腕の”82キロ遅球”が「破壊力抜群」
アストロズのグリンキーはタイガース戦で超スローボールを投じた
■タイガース 6ー2 アストロズ(日本時間13日・ヒューストン)
アストロズのザック・グリンキー投手が12日(日本時間13日)、本拠地でのタイガース戦に先発し、51マイル(約82キロ)の超スローボール投げて話題になっている。エンゼルス大谷翔平投手が4日(同5日)のホワイトソックス戦でマークした101.1マイル(約162.7キロ)の約1/2の球速だが、ファンは「破壊力抜群」「ザ・マジシャン」などと絶賛している。
グリンキーは5回無死一、二塁で打席にレナト・ヌネスを迎えた場面でカウント1-0からの2球目にスローボールを投じ、ストライクを奪っている。MLBは公式ツイッターに「ザック・グリンキーが登場し51マイル(約82キロ)の球を投げる」として動画を投稿。ファンは「破壊力抜群のスローボール」「ビューティフル!!!」「ザック・グリンキーはベスト」「超遅い」「ザ・マジシャン」「なんてこった。何の回転も掛かってないんじゃないかな」「どうやってそんな遅い球投げるんだ?」「カーブがナックルに見える」などとコメントしている。
グリンキーはこの日、5回途中6失点で今季初黒星を喫したものの、ここまでの成績は3試合で1勝1敗、防御率4.08。メジャー通算209勝を誇る37歳は2004年のメジャーデビュー時は100マイル(約161キロ)を超える剛速球で鳴らしていたが、近年は技巧派として第一線での活躍を続けている。NPBではかつて日本ハムの多田野数人投手がモニターから消えるほどの超スローボール“イーファスピッチ”を投じて話題になった。グリンキーの巧みな投球が今後も楽しみだ。