マーリンズ、試合中の余興も終了!? NY紙「ジーターが神話上の生き物を解雇」
経費削減で主力大量放出のマーリンズ、試合中の「グレート・シー・レース」も終了か
元ヤンキースのスーパースター、デレク・ジーター新オーナーらのもとでチーム再建を進めるマーリンズが今季、試合中に行われている海の生き物のマスコットレースを中止する方針だと地元メディアが報じた。経費削減のために主力を大量放出し、球団の功労者も次々と解任するなど波紋を呼んでいる“ジーター改革“。球団マスコット「ビリー・ザ・マーリン」の“中の人”を解雇したことも大きな話題となったが、試合中の余興の1つもなくなってしまいそうだ。
ESPNは、今オフ注目を集めているマーリンズの新たな“ニュース”について「関係者によると、マーリンズの海の生き物マスコットレースが中止に」とのタイトルで報じた。記事では「ボブ・ザ・シャーク、フリオ・ザ・オクトパス、エンジェル・ザ・ストーンクラブ、そしてスパイク・ザ・シードラゴンが繰り広げるマイアミ・マーリンズのマスコットレース、グレイト・シー・レースが終わろうとしている」と言及。この「グレート・シー・レース」が、マーリンズ・パーク開場の2012年から行われていたことも紹介している。
「グレート・シー・レース」は6回表終了後に行われる余興で、「4つの生き物がウォーニング・トラックを駆け抜け左翼の端まで行き、その後は三塁にあるゴールまで走っていく」というもの。1位を争い、球場を盛り上げる。これがなくなろうとしているという。
ジーター新オーナーが就任したマーリンズは今オフ、選手総年俸削減のために主力を大量放出。ディー・ゴードン内野手(現マリナーズ)、ジャンカルロ・スタントン外野手(現ヤンキース)、マルセル・オズナ外野手(現カージナルス)をトレードに出すと、チーム内外の反発は徐々に強まり、残った主力選手も移籍を志願。クリスチャン・イエリッチ外野手もブルワーズにトレードとなった。