イチローの先制打は「まるで魔法の杖」 昨季奪三振王攻略で称賛の声
華麗な一打に「まるでラウンジチェアに座っているかのよう」
マーリンズのイチロー外野手が5日(日本時間6日)の敵地ナショナルズ戦の2回に放った先制タイムリーが「魔法の杖」と絶賛された。
この日、イチローは「7番・レフト」で先発出場。その2回の第1打席で、いきなり無死三塁のチャンスが回ってきた。
ナショナルズの先発は昨季ナ・リーグ最多奪三振の右腕スティーブン・ストラスバーグ。1ボール2ストライクと追い込まれたが、4球目の81マイル(約130キロ)のカーブを巧みにとらえ、レフト前に運んだ。これで三塁走者のレアルミュートが先制のホームを踏んだ。
このタイムリーヒットに、試合を生中継したFOXテレビの解説者も興奮気味に絶賛。「イチローのヒットはまるでラウンジチェアに座っているかのようですね。リラックスして、ひょいと軽く弾き飛ばしています。見てください。深く腰掛けているかのようですね。まるで魔法の杖だ」。優雅な所作から放った華麗な一撃をそう分析し、リーグ屈指の剛腕を攻略した打棒を「魔法の杖」とまで評した。