大谷翔平が昨季超え8号 指揮官は修正力を称賛「非常にスマート、ストロングだ」

8号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
8号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

4月は全24試合に投打で登場、打率.283、8本塁打、19打点と好スタート

■マリナーズ 7ー4 エンゼルス(日本時間1日・シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手は4月30日(日本時間1日)、敵地のマリナーズ戦で「2番・指名打者」で先発出場。3回の第2打席で4試合ぶりの8号ソロを放った。4打数1安打1打点で打率.283。チームは4-7で敗れた。

 大谷のバットが火を噴いた。2-2で迎えた3回1死。1ボールから、右腕フレクセンの低めチェンジアップをバットに乗せた。右翼スタンドへ飛び込む、一時勝ち越し8号ソロ。打者では今季23試合目の出場で昨季の7本塁打(44試合出場)を超えた。打球速度97マイル(約156.1キロ)はメジャー“自己最遅”。飛距離364フィート(約110.9メートル)も今季最短の一発だった。

 初回無死一塁はフレクセンにチェンジアップを4球続けられて左飛に打ち取られた。マドン監督は「相手は第1打席でチェンジアップを多投してきた。それでいくつか空振りを奪い、彼を緩いフライに打ち取っていた。しかし、彼は修正してきた。非常にスマートだ。彼は(長打になりやすい)バレルに飛ばせるぐらいしっかりと引きつけることができた。とてもストロングだ。彼は打席の中で修正を加えている」と称えた。

 1点を追う5回2死は三ゴロ。8回2死はニゴロに打ち取られた。チームの勝利に結びつかなかったが、4月の全24試合に投打で登場。投手では1勝0敗、防御率3.29。打撃では打率.283、8本塁打、19打点と好スタートを切った。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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