大谷翔平、54発ペースの本塁打王争いも「驚きではない」 トップタイ10号にOB脱帽
解説務めたグビザ氏は手放し称賛「投げた翌日にホームラン! 信じられない!」
■レイズ 8ー3 エンゼルス(日本時間7日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地でのレイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。2試合ぶりの一発となるメジャートップタイの10号2ランを放った。4打数2安打2打点で打率.273に上昇。登板翌日に見せたアーチに、現地で解説を務めたエンゼルスOBのマーク・グビザ氏も「いつもマジカルな瞬間をもたらしてくれます!」と手放しで称賛した。
大谷は3回2死二塁で迎えた第2打席で、左腕フレミングから右中間へ飛び込む428フィート(約130メートル)の特大の一発を放った。レッドソックスのJD・マルティネスらに並び、メジャートップタイに。これまでシーズン10号の日本人最速は2019年に自身が記録した44試合、180打席目だったが、今季は打者28試合、116打席で到達。到達日の日本人最速は2004年の松井秀喜(ヤンキース)の6月4日で、5月での到達は日本人初めてとなった。
前日5日(同6日)の同カードでは先発し、6回途中で7奪三振6四球、1安打無失点と好投した大谷。4月21日(日本時間22日)のレンジャーズ戦でも登板翌日に一発を放っており、データを専門に扱う「スタッツ・バイ・スタッツ」によると、史上初となる2度目の“登板翌日アーチ”に。グビザ氏も「昨日5イニング投げて7奪三振、1安打に抑えた投手ですよ!(笑) 投げた翌日にホームラン! ショウヘイ・オオタニの10号本塁打! 信じられない!」と脱帽した。
驚異のシーズン54発ペース量産に、実況のマット・バスガーシアン氏も「今オオタニ、マルティネス、アクーニャJr.が10本塁打で並んでいます。夏になっても彼らがトップ争いをしていたとしても驚きはありません」と強調。グビザ氏も大きくうなずき「そうですね。いまだに私は困惑しています(笑)昨日99マイルを投げていたんですよね。無敵のスプリットとともに。しかもここまで6盗塁もしています。すでに10本塁打ですよ!」と衝撃がおさまらないようだった。
(Full-Count編集部)