「ファンを泣かせに来てる」 凡退なのに拍手喝采…巨人梶谷、一塁走路での“友情確認”
エスコバーとの微笑ましい光景「涙ちょちょぎれますね」
■巨人 4ー2 DeNA(11日・横浜)
巨人の梶谷隆幸外野手が11日、古巣のDeNA戦(横浜)で“粋な凡退”を見せた。投手へのボテボテのゴロを放った際、タッチのため近づいてきたエスコバーに対してそっと手を差し出す仕草を披露。昨季まで同僚だった2人が手と手を重ねた姿に、スタンドからは拍手が起きた。ファンからは「ファンを泣かせに来てる」「これはエモいな」と称賛の声が上がっている。
7回から登板したエスコバーが2死を奪った直後だった。打席に入った梶谷は、カウント2-2からの6球目を打ち損じ、投手へのゴロに。捕球したエスコバーが向かってくるのを見るや、走るのをやめてそっと右手を出した。その行為に応えるように、助っ人左腕は笑顔を見せながら左手でタッチ。戦うチームは変わっても、変わらぬ友情が垣間見えたシーンだった。
エスコバーは直後、右手のグラブで梶谷のお尻にタッチしてしっかりアウトに。この一部始終を「DAZN」の公式ツイッターが動画で公開すると「いいシーンですねえ」「涙ちょちょぎれますね」「なかなか見れないな」「なんどみてもニンマリ笑顔」「これは素敵」「泣けるわ」などと感動を呼んでいた。