大谷翔平、メジャー自身初のリアル三刀流 7回10K1失点で2勝目ならずも右翼手でプレー
今季最長7回を投げて今季初2桁10奪三振4安打1失点
■アストロズ ー エンゼルス(日本時間12日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地・アストロズ戦に「2番・投手」で出場した。メジャー3度目の投打同時出場で、4回にメジャー通算100奪三振に到達。今季最長7回を投げ、今季初の10奪三振4安打1失点と好投した。同点の場面での降板となり、今季2勝目はならなかった。防御率2.13。降板後は右翼手でのプレーを続行した。
上々の投球だった。初回。先頭・アルトゥーベに初球を中前打とされたが、後続を断ち切る順調な立ち上がり。2回先頭・グリエルを捕邪飛に打ち取り、今季の投球回は20イニングに到達。野手では20試合以上に先発出場しており、投手登録から「Two-Way-Player(二刀流選手)」に切り替わる条件を満たした。
4回無死一塁ではアルバレスからスプリットで空振り三振を奪った。通算75回1/3で100奪三振をクリア。2006年にドジャースの斎藤隆が記録した75回に次ぐスピード到達となった。5回先頭でタッカーに左越えへの先制ソロを被弾したものの、その後は3人で抑えた。7回2死でストローから空振り三振を奪い、今季初の2桁10奪三振をマークして降板。8回の守備から右翼手に入った。2番手スレガースは同点弾を放った7番・ウォードのところに入った。
マカラーズJr.と対戦した打撃では2打席凡退で迎えた7回先頭で右前打を放った。試合前までメジャー最多本塁打で複数試合に先発登板するのは1919年ベーブ・ルース(レッドソックス)以来102年ぶりだった。打撃で勝利に貢献できるか。
(Full-Count編集部)