大谷翔平、105年ぶり“先発翌日に1番打者” 指揮官「彼は何事にも気楽な構えでいる」
マドン監督「フレッチャーがいないので打順を繰り上げたかった」
■アストロズ ー エンゼルス(日本時間13日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地のアストロズ戦で今季初の「1番・指名打者」で先発出場する。公式戦で1番を担うのは、2020年9月2日(同3日)のパドレス戦以来、約8か月ぶり。試合前の会見に臨んだジョー・マドン監督は、前日に大谷と話した上で決断した経緯を踏まえ「彼は何事にも気楽な構えでいる。試合に出場する準備ができていた」と語った。
前日11日(同12日)は、メジャー3度目の投打同時出場。今季最長7回を投げ、10奪三振1失点と力投を見せ、降板後の8回守備からはメジャー移籍後初めて右翼の守備に就いた。MLBスタッツによると、先発登板した選手が次戦にリードオフマンとして出場するのは、1916年7月25、26日のレイ・コールドウェル以来、実に105年ぶりとなる。
指揮官は、大谷を1番に起用した理由について「一つはフレッチャーがいないので打順を繰り上げたかった」と説明。アストロズ先発右腕のウルキディが左打者を得意としていることを踏まえた上でも「我々の左打者たちの状態が良い。彼らは良いスイングができている」と信頼を寄せた。
試合前まで今季は打者として33試合出場。打率.265、10本塁打、26打点、6盗塁。本塁打でメジャートップのブレーブス・アクーニャJr.とは1本差。リーグではレッドソックス・マルティネス、マリナーズ・ハニガー、インディアンス・ラミレスを突き放す11号本塁打が飛び出すか注目される。アストロズ先発の26歳右腕ウルキディとは2019年7月7日に対戦。3回に左越え14号2ランを放ち、2打数1安打1本塁打2打点をマークしている。
(Full-Count編集部)