大谷翔平、特大11号弾で見えた休養の重要性 前日のオフは「ずっと寝てた」
マドン監督「オフの日が役に立ったと思う」
■Rソックス 4ー3 エンゼルス(日本時間15日・ボストン)
14日(日本時間15日)に行われた敵地レッドソックス戦でリーグトップに並ぶ11号本塁打を放ったエンゼルスの大谷翔平投手。今季5勝負けなしだった右腕ニック・ピベッタ投手からグリーンモンスターを越える驚きのアーチをかけた。
6回の第3打席だ。外角へのカーブに対し、大谷はやや泳ぎながら、ボールを捉えた。快音を響かせた打球は高々と舞い上がり、左翼スタンドへ。高さ約11メートルのグリーンモンスターを悠々と越えてスタンドに飛び込んだ。見ている者全てを驚愕させる一撃となった。
今季はここまで全37試合に出場している大谷。“リアル二刀流”の投打同時出場や、降板した後も右翼手として出場を続けるなど、フル回転を続けている。ただ、先発登板翌日に「1番・DH」でスタメン出場した12日(同13日)のアストロズ戦では4打数無安打に終わり、ジョー・マドン監督は「疲れが溜まっていたかもしれない」と語っていた。
この日の試合前には18日(同19日)のインディアンス戦に見込まれていた次回先発登板が先送りになることが決まった。疲労を考慮したもので、マドン監督が明らかにしていた。投打フル回転が続く大谷の疲労、コンディションが気がかりだった。
その不安を一蹴するかのようなこの日の活躍。13日(同14日)は試合がなくチームはオフだった。4月29日(同30日)以来、2週間ぶりの休養で、これが大きかったよう。マドン監督は「オフの日が役に立ったと思う。彼は私たちのために多くのエネルギーを費やしてくれている。登板翌日にもそうしてくれた。昨日休むことができたから今日は動きも良くなっていたと思う」とその効果を口にした。
大谷は前日のオフについて「ずっと寝ていたので寝溜めはできたのかなと思います」と語り、ひたすら睡眠に充てて疲労回復に努めたという。ここまで獅子奮迅の奮闘ぶりを見せている大谷だが、改めて休養の重要性を感じさせるこの日の活躍ぶりとなった。
(Full-Count編集部)