エンゼルス、キャラウェイ投手コーチを“セクハラ解雇” 不適切画像を女性記者らに送付
大リーグ機構はキャラウェイ投手コーチを22年終了まで不適格者リストに
エンゼルスは26日(日本時間27日)、ミッキー・キャラウェイ投手コーチを解雇したと発表した。複数の女性に対して不適切な画像を送信するなどしたとして、大リーグ機構は徹底的に調査。2022年シーズン終了まで不適格者リストに入れた。これを受け、球団は「ミッキー・キャラウェイの雇用を終了します。大リーグ機構の熱心な調査に感謝し、その決定を支持します」と声明を出した。
米メディア「ジ・アスレチック」などの報道によると、キャラウェイ氏は少なくとも5人のスポーツメディアで働く女性につきまとい、うち3人に不適切な写真を送付。さらに1人に対しては、その見返りにわいせつな写真を送るよう求めたという。女性たちの容姿についてメッセージを送るなど不快にさせる言動もあったといい、被害女性たちは「本当にしつこかった」と告発。少なくとも5年、引退後に所属したインディアンス、メッツ、エンゼルスの3チームで同様の行為をしていたという。この報道を受け、エンゼルスはキャンプ前の2月上旬にキャラウェイ氏を職務停止としていた。
キャラウェイ氏は、選手として1999年にデビルレイズ(現レイズ)でメジャーデビュー。MLB通算40試合登板で4勝11敗、防御率6.27で、2005年以降は韓国や台湾でもプレーした。引退後はインディアンスで投手コーチを務め、2017年にはメッツ監督に就任。2020年シーズンからはエンゼルスで投手コーチを務め、大谷翔平の指導にも携わっていた。
(Full-Count編集部)