支配下登録の巨人・戸田懐生、阿部2軍監督から通達「疲れるところに行かせてあげる」
育成入団もイースタン・リーグで6試合3勝0敗の好成績、背番号90
巨人・戸田懐生投手が8日、リモートで支配下契約会見を行った。昨年の育成ドラフト7位で独立リーグ・四国の徳島から入団した右腕。170センチと小柄も強気の投球が魅力な投手で、150キロ台の直球を武器に、今季イースタンで6登板3勝0敗、防御率3.44の成績を残していた。背番号は2桁の「90」となり「(支配下登録は)すごく早かったです。初勝利を挙げることを目標に頑張っていきたいと思います」と緊張な面持ちで語った。
通達は阿部慎之助2軍監督からだった。ファームで投げ続けていたとあり「疲れているか?」と指揮官から声をかけられ「大丈夫です」と答えると、「もっと疲れているところに行かせてあげるよ」と支配下登録を告げられた。独特な雰囲気のある言い回しに戸田は「行ってみたいですね」とまだ踏み入れていない“マウンド”に思いを馳せた。両親からは「おめでとう、ここからがスタートだよ」と言葉をかけられ、活躍を約束した。
東海大菅生時代は甲子園に出場も、怪我などもあり、一時は野球を断念。しかし、夢を諦めずに再び白球を追いかけた。昨年は徳島でMVP、最多勝などのタイトルを獲得。今度は1軍の舞台で夢を追いかける。
(Full-Count編集部)