大谷翔平に特大143m17号2ランを被弾 敵軍左腕は脱帽「かなり遠くに打ったね」
「本当に危険な選手だ」マシーニー監督は警戒していたが…
■エンゼルス 8ー1 ロイヤルズ(日本時間9日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地のロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席で特大の先制17号2ランを放ち、本塁打王争いでは両リーグトップに1本差に迫った。自己最長143メートル弾はそのまま決勝弾に。打たれた左腕・バビクは「かなり遠くに打ったね」とお手上げだった。
初回無死一塁。左腕・バビクの甘く入ったチェンジアップは右中間スタンド中段まで運ばれた。試合前まで23歳左腕は8戦2被弾だったが、この日だけで4被弾。大谷について、「かなり強い打球を遠くまで飛ばせる。3打席目は(空振り三振で)自分の投球が少しだけできたかな。チェンジアップを思い通りのコースに投げられた。ただ、投げミスをしてしまうと、彼が彼である理由がわかる」と脱帽だった。
大谷の今季の対ロイヤルズ戦は5試合出場、17打数8安打の打率.471、2本塁打、6打点となった。地元放送局「バリースポーツ・カンザスシティ」はマイク・マシーニー監督の試合前までのコメントを紹介。「以前の対戦した時に実に良いスイングをしていた。この男がすることを出来る人間はほとんどいない。本当に珍しい才能が組み合わさっている。大きな敬意を持たずにはいられない。とにかく慎重にならないといけない。本当に危険な選手だ」と警戒していた。だが、嫌な予感は的中してしまったようだ。
エンゼルスで5号ソロを放った同僚・イグレシアスは「アイ・ラブ・ショウヘイ! 素晴らしいヤツなんだ。このチームの大事な戦力さ」とヒーローインタビューで称えた。9日(同10日)のロイヤルズ戦はどのような打撃を見せてくれるのだろうか。
(Full-Count編集部=AP)