大苦戦のヤンキースが先発投手を補強へ? GMが予告「見ていてもどかしい」
補強ポイントは先発投手&中堅手とみられる
ア・リーグ地区3位と苦戦が続く今季のヤンキース。ブライアン・キャッシュマンGMは現状打破のためトレードなど補強に乗り出す考えを示した。MLB公式サイトが伝えている。
MLB公式サイトによると、15日(日本時間16日)のブルージェイズ戦を前に会見に臨んだキャッシュマンGMは「負けることでチームに精査が必要な状況を招いてしまう。チームとしてベッドを作り、そこが我々の寝床になる。だから我々はこの問題を解決する方法を共に見つけていく」と前向きにチーム再建に取り組んでいくことを明かした。
キャッシュマン氏は1998年2月にヤンキースGMに就任してから、シーズン中の監督やコーチの変更は一度もしたことがない。現状については「見ていてもどかしい状況。私にもそれはわかっている。我々の力はこんなものではない。アーロン・ブーンが監督として(ノウハウを)熟知していないわけではない。コーチたちが全力を尽くしていないわけではない。我々はこの問題に対処しているところ。それを約束する」と述べている。
具体的な現状打開策として、7月30日のトレードデッドライン前にロースターを強化する意向があるという。トレード成立を目指して、他の29球団との機会を探っているとしている。補強ポイントは中堅手と先発ローテーションのようだ。
キャッシュマン氏は「我々は今の順位を予想していなかった。状況改善のためのあらゆる考えに私は前向きだ」とも語った。
ヤンキースはこの日のブルージェイズ戦に6-5で競り勝ち、翌16日(同17日)も3-2で勝利し2連勝を飾ったことで今季勝敗を35勝32敗としている。首位レイズとはまだ7ゲーム差があるが、名門球団はここから逆襲できるか。そのためにどんな補強を敢行するのか。GMの手腕も問われることになる。
(Full-Count編集部)