大谷翔平、松井秀喜を超える日本人最速“弾丸”20号2ラン 球場はMVPコール大熱狂
打球速度は約183.9キロ、角度18度は自身メジャー最低発射角度
■エンゼルス ー タイガース(日本時間19日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、本拠地のタイガース戦に「2番・指名打者」で先発出場した。5回の第3打席で日本人最速の20号本塁打を放った。
通算34勝ウレーニャからアーチをかけたのは、3点リードの5回1死一塁だ。リーグの本塁打王争いではブルージェイズ・ゲレーロJr.が両リーグトップタイの22本塁打。リーグ2位の大谷は2試合ぶりの一発で2本差に迫った。打球速度は114.3マイル(約183.9キロ)、400フィート(約121.9メートル)。打球角度18度はメジャー自身最低の発射角だった。本拠地の地元ファンはMVPコールの大熱狂だった。
シーズン20号にチーム70試合目(打者65試合出場)、6月18日に到達した。これまで日本人メジャーの20号到達は2004、2007年松井秀喜のチーム106試合目が最速だった(04年106試合出場、07年93試合出場)。最速到達日は松井秀の2007年7月31日ホワイトソックス戦だったが、大幅に塗り替えた。
試合前に7月12日(同13日)にオールスター戦の前夜祭として行われるホームランダービーに日本人初出場することを表明した。前日17日(同18日)の同戦では7度目の投打同時出場。6回5奪三振5安打1失点に抑え、今季3勝目を挙げた。打撃では四球、一ゴロ、四球の1打数無安打。登板翌日の豪快アーチとなった。