鷹、土壇場9回に痛恨の走塁ミス 代走佐藤に工藤監督「今あーだこーだは言えない」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

15安打の猛攻から一転…天敵・高橋光に8回までわずか1安打

■西武 1ー0 ソフトバンク(1日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは1日、PayPayドームで行われた西武戦に0-1で惜敗した。前日6月30日に、北九州の地で先発全員の15安打を放った打線は、わずか1日にして西武先発・高橋光成投手の前に沈黙。獅子のエースには4戦で0勝3敗と苦戦が続いている。

 この日も、天敵を打ち崩せなかった。高橋光を相手に放った安打は、初回の先頭・三森大貴の1本だけ。2回から8回まで無安打に抑えられ、最後は平良海馬に対して絶好のチャンスを作りかけたが、代走・佐藤直樹のボーンヘッドもあって39試合連続無失点のプロ野球新記録を献上した。

 試合後の工藤公康監督は、打線に対して「低めの変化球だけじゃなく、高めの変化球も打たされていた。投手目線で見れば、あれだけ変化球に詰まらされたらまっすぐには遅れる。投手の心理としては楽だと思う」と分析した。

 イニングの先頭が3度出塁するも、得点には結びつかず「高橋君に対して点が取れていないので、先頭が出たら送ってというところだが、うまくいくところといかないところがあった。(2回裏の明石出塁後は)まだ2回だし、松田君は当たりも出てきているので、あそこが繋がれば次で送ってと考えていた」と工藤監督は振り返った。

 9回に佐藤が三塁でアウトになった場面は「普通に滑ればセーフになるところだが、勢い余って離れてしまったようだ。そこは本人に聞かないと、今あーだこーだは言えない。若い時は失敗もある。その失敗を糧にして自分が成長できるかどうかが大事」とかばった。

 また7回1失点の武田翔太には「ナイスピッチングでしょ。3-2になることは多かったけど、四球を出していないのは打者としっかり勝負しているということ。責めることは絶対にない」と好投を称えた。

【動画】平良を追い詰めるチャンスも…代走・佐藤が犯した痛恨のミス

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