72歳まで毎年1億円超の年俸が… 前代未聞の異例契約が節目の10年迎える

メッツ本拠地のシティ・フィールド【写真:AP】
メッツ本拠地のシティ・フィールド【写真:AP】

72歳まで年俸支払いが続くボニーヤ氏の異例契約

 毎年のように天文学的な数字の契約が交わされるメジャーリーグ。昨オフにはトレバー・バウアー投手がドジャースと3年総額1億200万ドル(約110億円)の契約を結ぶなど、次々に大型契約が結ばれていく。

 そのメジャーリーグで毎年7月1日(日本時間2日)になると、話題に上がる“異例の契約”がある。今年もその日を迎え、米全国紙「USAトゥデイ」では、72歳になる2035年まで毎年119万ドル(約1億2600万円)が支払われる契約を特集している。

 この異例の契約を結んでいるのはメッツと、1980年代後半から2000年過ぎまでメッツやパイレーツ、オリオールズなどでプレーしたボビー・ボニーヤ氏。同氏は2001年に現役を引退し、すでに20年を経過しているものの、2035年まで毎年119万ドル(約1億2600万円)が支払われる。

 この契約の発端は1999年に遡る。ボニーヤはメッツでプレーしていたこの年、リーグ優勝決定シリーズ第6戦で途中交代したのち、ロッカーでトランプに興じ、これが原因となり、メッツから放出された。翌2000年にはブレーブスに加入したが、メッツと年俸590万ドル(約6億3000万円)の契約が1年残っていた。

メッツとの間に残っていた1年の契約がのちにとんでもないことに…

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