大谷翔平、2試合ぶり29号でキング独走 本塁打確信の5戦5発は球宴選出“御礼弾”
オールスター前の29本塁打は球団新記録
■エンゼルス ー オリオールズ(日本時間3日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地のオリオールズ戦に「2番・指名打者」で先発出場した。初回の第1打席は二飛に倒れ、3回の第2打席で2試合ぶりの29号ソロを放った。本塁打王争いではリーグ2位に2本差をつけた。
4点を勝ち越された3回先頭。初対戦の左腕・アキンから反撃の狼煙をあげた。内角高め、91.9マイル(約147.9キロ)のフォーシームを引っ叩いた。右翼席へ飛び込む29号ソロ。打った瞬間に本塁打を確信。打球速度104.5マイル(約168.2キロ)、飛距離416フィート(約126.8メートル)、打球角度は30度だった。
リーグの本塁打王争いでは2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.がレイズ戦で27号本塁打を放ったが、再び2本差に。6月27日(同28日)の敵地・レイズ戦から5戦5発とアーチを量産し、オールスター前の本塁打数では球団新記録となった。
大リーグ機構は前日1日(同2日)にオールスター戦の先発出場野手を決めるファン投票の最終結果を発表。大谷はア・リーグ指名打者部門でメジャー4年目で初選出を果たした。この日、ア・リーグの月間MVPを初めて受賞。日本人野手ではイチロー(2004年8月)、松井秀喜(2007年7月)に次いで3人目の快挙だ。7月も好スタートを切った。