本拠地で2試合連続大量失点の中日・森監督、ファンに「我慢」をお願い
前日3日は9失点で大敗し、4日は11失点と2試合続けて投手陣が炎上
この日は入団テストの末に加入した松坂大輔投手が本拠地で初登板した。大きな注目を集めた右腕の“デビュー戦”は、2回にアマダーに2ランを浴び、2回2安打2失点。それでも、最速144キロをマークし、及第点の内容にファンからは大きな歓声、拍手が送られた。
ただ、松坂の降板後、試合は大乱戦に。2番手でマウンドに上がった新助っ人のオネルキ・ガルシアが2回を投げて4安打1本塁打で5失点。4番手で登板した、こちらも新助っ人のディロン・ジーも2回4安打3失点と苦しんだ。ただ、2人の外国人投手の出来について、森繁和監督は「外国人は少し苦しんだほうがいい。日本の野球を舐められたら困るので。ボークとかもあったし、練習しないといけないということ」と語り、今後の出来を見ていくこととした。
打線は途中出場の松井佑介外野手が3ランを放ち、アルモンテ、福田永将、大野奨太、亀澤恭平が適時打を放つなど、12安打7得点を挙げたが、楽天に13安打11得点を奪われて競り負け。楽天との2連戦は本拠地で今季初のオープン戦だったが、2試合続けて大量失点での敗戦となり、2試合で計20失点を喫した。
6日からは宮崎、甲子園と遠征が続き、ナゴヤドームに戻ってくるのは14日となる。星野仙一氏の追悼試合となった3日は3万3209人、そして4日は31282人と多くのファンが集まり、これは巨人vsヤクルト戦が行われた東京ドームより両日とも観客数を上回っていた。
そんな中での2試合続けての敗戦に、森監督は「土日でこういう結果になって、ファンの人には待っていただくしかない。今度、名古屋に戻ってくるまでは。ちょっと打席数とか色んなこと考えながらやらないといけない。こういうゲームがもう少し続くんじゃないかな、と。それまで我慢してもらいましょう」と、ファンにもうしばらくの辛抱を願っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)