大谷翔平、松井秀喜超え日本人最多32号 登板翌日に3試合ぶり勝ち越し弾でキング独走
本塁打王争いで2位・ゲレーロJr.に4本差を付けた
■エンゼルス ー Rソックス(日本時間8日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地のレッドソックス戦に「2番・指名打者」で先発出場した。初回の第1打席で左前打を放つと、5回先頭で迎えた第3打席で3試合ぶりの32号ソロ。日本人シーズン最多本塁打の新記録をマークした。
待望の一発は第3打席だった。3球目、5球目と脚に自打球を当てて絶叫し、顔を歪めた。痛みに耐えつつ、7球目、左腕ロドリゲスの投じたチェンジアップを捉えてアーチをかけた。リードを広げる32号ソロ本塁打。2004年松井秀喜(ヤンキース)が記録した日本人最多本塁打を塗り替えた。
また、リーグの本塁打王争いは両リーグ最多で、2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.に4本差を付けた。5日(同6日)が27回目の誕生日。これが27歳初アーチとなった。
初回無死一塁では左前打。内角シンカーを逆方向へ打ち返す技ありの一打だった。一塁走者・フレッチャーが三塁へ進む間に、大谷も二塁へ。同二、三塁に好機を広げた。ウォルシュのニゴロの間に三塁走者・フレッチャーが生還。大谷は続くゴセリンの中前適時打で2点目のホームを踏んだ。2回2死一、三塁は空振り三振に倒れたが、次打席で結果を出した。
5試合ぶり今季24度目のマルチ安打となった。6月27日(同28日)の敵地・レイズ戦から10戦8発。驚異的なペースでアーチを量産している。