大谷翔平を打ち取れたのは“徹底予習”の成果? シャーザーが明かす勝負の内幕
初回、先頭打者の大谷は二ゴロに打ち取られた
■ア・リーグ 5ー2 ナ・リーグ(日本時間14日・デンバー)
13日(日本時間14日)にコロラド州デンバーで行われた米大リーグのオールスターゲームで、エンゼルス大谷翔平投手と対したサイ・ヤング賞3度受賞の大投手、マックス・シャーザー(ナショナルズ)が「背、高いなと思ったよ」と上機嫌で対戦を振り返った。
ナ・リーグの先発マウンドに立ったシャーザーは初回、ア・リーグ先頭打者の大谷と対戦し二ゴロに打ち取った。大谷は初球、95.5マイル(約153.7キロ)の速球をファウル。続く2球目のカットボールを打ち、内野手3人を一、二塁間に集めたナ・リーグ守備陣のシフトにも阻まれ凡退した。
シャーザーは大谷対策を事前に考えたか?という質問にまず「(球種を)全部投げてやろうと思った」と笑った。さらに「初球から振ってきそうだと思っていた。ファウルになって良かったよ」と、大谷の動きは読んでの投球だったと明かした。
決めに行ったボールも、予習の結果だった。シャーザーは「いつもより高めにカッターを投げようとした。(試合の)ハイライトを見ているとそれがいいと思ったからね。カッターでゴロに抑えられてよかったよ」。狙い通りボールを決めての勝負に、プロの意地が詰まっていた。
(Full-Count編集部)