小学生の夢作文が「プロ野球からMLBに変わる」 大谷&菊池の恩師が見た球宴

花巻東・佐々木洋監督【写真:川村虎大】
花巻東・佐々木洋監督【写真:川村虎大】

偉大な先輩から刺激…花巻東は8回コールドで3回戦進出

 全国高校野球選手権の岩手大会で、花巻東は15日、高田との2回戦に11-4で8回コールド勝ちした。前日14日(米時間13日)には、OBである大谷翔平投手(エンゼルス)と菊池雄星投手(マリナーズ)がオールスターゲームの舞台に。2人を育てた佐々木洋監督は「彼らのやったことは岩手の子どもたちに大きな夢を与えた」と感慨深げに語った。

 偉大すぎる先輩たちの勇姿に負けじと、後輩たちが16安打の猛攻を見せた。1点を追う2回1死、1番・宮澤圭汰内野手(2年)の右翼への満塁弾で逆転。その後も得点を重ね、9-4の8回には、4番・田代旭捕手(2年)の中越え打でダメを押した。

 前日、選手たちは練習のため球宴をリアルタイムで見ることができなかったというが、刺激になっているのは事実。エンゼルスの公式ツイッターでは、大谷と菊池が「花巻から世界へ」と記した同校のユニホームを手にした2ショットも公開された。

 その写真を見た佐々木監督は「岩手で産まれて育った選手ですので。子どもたちも小学校の作文がプロ野球からメジャーリーグに変わるんじゃないかなと思っています」と誇らしげ。「ああいう高い舞台で、サインを書いてくれたことは感謝しかないです」と思いを述べた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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