大谷翔平の球宴を米名物記者はどう見た? 歴史を変えた二刀流は「スーパーヒューマン」
「私たちはたった今起こったことを完全に理解しているだろうか?」
エンゼルスの大谷翔平投手は、2021年のオールスターゲームで史上初の二刀流出場を果たした。まさに大谷一色に染まった球宴だったが、30年以上もメジャーリーグを見てきた名物記者は「馬鹿げているなんてもんじゃない、彼はスーパーヒューマンだ」とその衝撃を振り返っている。
大谷はメジャーリーグの歴史を変えた。打者として「1番・DH」でスタメンに名を連ね、先発マウンドに上がる特別ルールが適用。打撃では2打数無安打に終わったが、投げては出場投手最速の100.2マイル(約161.3キロ)をマークするなど1回無安打無失点の内容で勝利投手となった。
この歴史的な日を振り返ったのが米メディア「ジ・アスレチック」などに寄稿している名物記者ジェイソン・スターク氏だった。
「オールスターショウが終わった。私たちはたった今起こったことを完全に理解しているだろうか?」
ホームランダービー、そして夢の球宴が行われたクアーズ・フィールドでの2日間に衝撃を受けたようで「史上最もユニークな野球選手が現れた」と大谷を表現。MLB機構を動かした二刀流の才能についても「馬鹿げているなんてものじゃない、スーパーヒューマンの所業だ」と賛辞を送っていた。
MLB機構が大谷1人のためにルール変更した事実に最も衝撃を受けたようで「彼らはたった1人のために野球のルールを変えたのだ! それは本当に起こったんだ! かつては不可能だと思われていたことが起こった」と、今季のオールスターゲームを振り返っていた。
(Full-Count編集部)