打者が「かわいそう」なほど曲がる 大谷翔平の“キレキレ”変化球にファン驚き
初回にタピアを空振り三振に斬ったスライダーが驚愕の変化を見せた
■エンゼルス 6ー2 ロッキーズ(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地・ロッキーズ戦でメジャー自己最多の5勝目をマークした。「2番・投手」で出場すると、7回を投げて5安打1失点と好投。打っても初回に先制の右前適時打を放ち、盗塁も決めた。チームは3連勝を飾り、大谷は投打で貢献した。
この日は序盤から安定した投球を披露し、ロッキーズ打線をわずか5安打に封じた。コントロールも良く無四球。5つの三振も奪い、今季100三振に乗せた。「ESPNスタッツ&インフォ」によれば、100奪三振以上を記録した選手が同一シーズンで放った本塁打数の最多は1931年ウェス・フェレルの9本塁打。両リーグ最多35本塁打を記録している大谷はこれを大幅に更新した。
この試合で大谷が投じた“キレキレ”の変化球にファンが度肝を抜かれている。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニ、アンフェアな82マイルのスライダー……とソード」とし、初回にタピアを空振り三振に斬った1球の映像を投稿した。
3ボール2ストライクからの7球目は82.1マイル(約132.1キロ)のスライダー。打者の背後にまで強烈に滑り曲がるボールに、タピアのバットは力なく空を斬った。これにはファンも驚愕。フリードマン氏の動画には「こんなスイングをさせられてかわいそうな打者」「タピアの魂が体から抜けた」「うんざりするほどすごい」「んーこれはビューティフル」「残忍だ」と驚きのコメントが殺到していた。
(Full-Count編集部)