イチロー初戦は無安打も、指揮官「良く見えた」 開幕後は下位打線で起用へ
“復帰戦”は「1番・左翼」で3打数無安打「初日にしては強い打球を飛ばしていた」
マリナーズに復帰したイチロー外野手が11日(日本時間12日)、アリゾナ州ピオリアでのレッズ戦でオープン戦初出場。「1番・左翼」で3打数無安打2三振ながら、3打席で相手投手に計20球を投げさせた。鋭いライナーもあり、スコット・サービス監督は「とても良く見えた」と評価。また、シーズン中には下位打線で起用する方針も試合前に明らかにしている。
試合前、イチローがカートに乗ってグラウンドに登場すると、球場は大歓声に包まれた。ファンが待ちに待った“復帰戦”。3打席で無安打だったが、第1打席の最後の1球は自信を持って見逃した結果の三振。球場からはブーイングが起こるなど、微妙な判定だった。さらに、第2打席はしっかりと捉えたレフト正面へのライナー。空振り三振に倒れた第3打席も、4球目はわずかにファールゾーンへと切れるライト線へのライナーと、内容は充実していた。
サービス監督は「とても良く見えたね。初日にしては強い打球を飛ばしていた。そして、ストライクゾーンもうまく見えていた」と確かな手応えを感じた様子。そして、「明日もまた試合に出る」と、12日(同13日)のホワイトソックス戦の出場も明言した。