貢献度の高い選手の“勲章”1000得点、今季到達の可能性ある選手は?
過去41人が達成しているNPB通算1000得点、現役は松井稼&新井
「得点」は、ホームベースを踏んだ数である。本塁打、ホームスチールを除き、自分自身の力だけで得点を挙げることはできない。後続打者の力が必要だが、得点の高い打者は出塁率が高く、チームへの貢献度が高い。MLBでは「得点」は「打点」と同等の重要な指標とみなされている。
得点がチーム貢献度と大きく関連することは、歴代の得点王を見ればわかる。以下は過去5年間のセパ得点王だ。
2013年 セ・バレンティン(ヤ)94、パ・陽岱鋼(日)93
2014年 セ・山田哲人(ヤ)、丸佳浩(広)106、パ・柳田悠岐(ソ)91
2015年 セ・山田哲人(ヤ)119、パ・柳田悠岐(ソ)110
2016年 セ・山田哲人(ヤ)、田中広輔(広)102、パ・秋山翔吾(西)98
2017年 セ・丸佳浩(広)109、パ・秋山翔吾(西)106
2013年のバレンティンはNPB新記録の60本塁打だけで60得点を稼いだ。彼を除くと長打がある上に、打率、出塁率が高く、俊足の打者がずらっと並んでいる。得点という指標の重要さがわかる。
NPB最多得点は、王貞治の1967得点、2位は福本豊の1656得点。本塁打と盗塁で、アンタッチャブルな記録を残している2人の大選手が1、2位だ。NPB1000得点以上は41人いる。現役では今季から西武の松井稼頭央(1057得点)、広島の新井貴浩(1047得点)が大台越えを果たしている。
今季、1000得点の可能性があるのは以下の4人。()は2017年の実績
鳥谷敬(神)968得点 残32得点(57得点)
阿部慎之助(巨)959得点 残41得点(41得点)
荒木雅博(中)943得点 残57得点(17得点)
福留孝介(神)924得点 残76得点(68得点)