大阪桐蔭、降雨コールドで東海大菅生に勝利 西谷監督「最後までやって勝ちたいと…」
「菅生さんの思いも持って次の試合に入っていきたい」
第103回全国高校野球選手権大会第5日が17日、甲子園球場で行われ、第1試合は3年ぶりの優勝を目指す大阪桐蔭(大阪)が東海大菅生(西東京)を7-4(8回表途中降雨コールド)で下し、2回戦にコマを進めた。
大阪桐蔭は一発攻勢で試合を優位に進めた。初回に4番・花田旭外野手(3年)がバックスクリーンへ飛び込む2ランを放ち先制。3回には2番・藤原夏暉内野手(3年)が左翼ポール際へ、前田健伸内野手(3年)がバックスクリーン右へ、この回2本塁打でリードを広げた。7回には3点を返されたが、直後に2点を奪って突き放した。先発した松浦慶斗投手(3年)は雨で制球に苦しんだ場面もあったが、7回4失点で試合を作った。
大阪桐蔭の西谷浩一監督は「今日は東海大菅生さんの桜井君、本田君、うちの松浦、竹中の4人は全員ナイスピッチングだったと思います」と、相手チームも含め、雨の中での投球となった投手たちを褒め称えた。
試合開始時には既に雨が降っていた状況。選手達には「雨を嫌がったほうが負けだぞ」と声をかけた。終盤は雨脚が強まり、グラウンドには大きな水たまりができていた。「最後はバットが飛んだり、野球にならなかった。最後までやって勝ちたいと思っていましたが、致し方ない」と語った。
次戦は18日に行われる第1試合の近江(滋賀)-日大東北(福島)の勝者と対戦する。「粘り抜いて勝てましたので、東海大菅生さんの思いも持って、次の試合に入っていきたいと思います」と意気込んだ。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)