速度150キロ&距離95メートル!! プイグ“伝説送球”公開で「史上最高」の声
スーパースローをMLB公式が改めて動画で公開「なんてこった」「偉大」
ドジャースのヤシエル・プイグ外野手の伝説的なプレーは、今も語り草となっている。2016年4月22日。敵地ロッキーズ戦でライトへのフェンス直撃の打球を処理し、三塁へのダイレクト送球で打者走者を刺したスーパープレー。常識はずれの「キャノン砲」をMLB公式サイトがツイッターで改めて動画付きで紹介し、ファンからは「史上最高の送球」の声も上がっている。
ドジャース1点リードで迎えた5回1死走者なしの場面だった。ロッキーズのストーリーが右中間への大飛球を放つ。プイグは懸命に背走し、最後は背中でフェンスに激突しながらジャンピングキャッチを試みたが、わずかに届かない。しかし、「ワイルドホース(荒馬)」の異名を持つ男はあきらめない。
フェンスで弾かれたボールをすぐに追いかけ、右手で掴み上げると、思い切り腕を振った。ボールはダイレクトで三塁手のグラブにピタリ。スリーベースを狙ったストーリーはわずかに及ばずアウトとなり、呆然とした表情を浮かべた。ロッキーズファンもどよめくスーパースローだった。
MLB公式サイトのツイッターが13日(日本時間14日)に改めて公開した動画によると、この送球のスピードは93.5マイル(約150キロ)、距離は310フィート(約94.5メートル)あったという。まさに超人的な身体能力から生まれた“一投”だった。
コメント欄には、改めてファンからの驚きのコメントが集まっている。
「この男はキャノンを携えている」
「素晴らしい」
「パーフェクト」
「史上最高の送球! 信じられない」
「なんてこった」
「偉大なスローだ」
「数年前のイチローを想起させる」
「サードもナイスキャッチだ。偉大なチームワークだ」
「プイグ、ゴールドグラブ」
何かと問題行為が多いことでも知られるプイグだが、その能力はやはり圧倒的。ドジャースの30年ぶりの世界一へ、この男の活躍は欠かせない。