相手の快挙をまず称える“敬意”に絶賛の声 「これが本物のスポーツマンシップ」
リトルリーグ世界一を決める舞台でノーヒットノーランを達成
対戦相手を敬うという“スポーツマンシップ”を実践した場面に、ファンの称賛が集まっている。19日(日本時間20日)からペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われているリトルリーグ・ワールドシリーズ(LLWS)で21日(同20日)、ノーヒットノーランが達成された。快挙を成し遂げた投手へ最初に握手を求めたのは、なんと相手チームのコーチだった。
「ピッチング・ニンジャ」として知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が自身のツイッターに「最初に彼を祝福した人? 対戦相手のコーチだ」としてアップした動画には、ファンから「これが本物のスポーツマンシップだ。もっと多くの親やコーチが気付かなくてはいけない」「粋な行い」「とても素敵。最もピュアな形の野球」とコメントが集まった。勝負に追い立てられるだけではない、スポーツの持つ意味に気づかされた人が多かった様子だ。
大リーグ公式サイトによると、快投を見せたのはワシントン州のイーストレイクに所属するイーライ・ジョーンズ投手。フロリダ州のチームを相手に6回2四球5奪三振、1-0での快挙だった。6回以上を単独で投げてのノーヒッターは、大会史上2015年以降では初めてだという。記録がより映える名場面となった。