大谷翔平、球団初「40本塁打&20盗塁」を達成 4の0で2戦連続無安打もエ軍大勝
「40-20」はアクーニャJr.&イエリッチ以来2年ぶり、ア・リーグでは10年ぶり快挙
■エンゼルス 10ー2 パドレス(日本時間29日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地・パドレス戦で「2番・指名打者」で先発出場し、球団初の「40本塁打&20盗塁」を達成した。初回の第1打席で150キロ直球が右手首付近に直撃。打席結果はバットを振ったと判断されて空振り三振となった。打撃への影響が心配されたが、5回の第3打席で四球を選んで出塁。すぐさま二盗を決めて達成した。4打数無安打1四球1盗塁で打率.264。チームは10-2で大勝して連敗を3で止めた。
大谷のアクシデントは初回無死一塁だった。21歳左腕・ウェザースの93マイル(約149.7キロ)のフォーシームが内角高めへ。振りにいった右手首付近に直撃した。大谷は「あぁ」と声をあげて苦悶の表情。患部を抑えたまま一塁ベースへ歩きだした。本拠地は騒然だった。
2回表には自軍ベンチに戻り、患部を回して動きを確認。プレーを続行した。3回1死では積極的に振っていったが、フルカウントからの9球目スライダーに遊飛。それでも、豪快なスイングでファンの心配を吹き飛ばした。
快挙達成は5回だった。同1死から四球で出塁。両リーグ最多41本塁打を放っているスラッガーは、すぐさま二盗を決めた。球団史上初となる「40-20(40本塁打と20盗塁)」を達成。メジャーでは2019年アクーニャJr.(ブレーブス)、イエリッチ(ブルワーズ)以来2年ぶり、ア・リーグでは2011年グランダーソン(ヤンキース)以来10年ぶりの快挙となった。
6回無死満塁では投ゴロ。8回先頭は空振り三振に倒れた。2試合連続無安打に終わったものの、打撃にアクシデントの大きな影響はなさそうだ。それでも、31日(日本時間9月1日)の本拠地・ヤンキース戦では先発マウンドに上がる予定。1918年ベーブ・ルース以来103年ぶりの「2桁本塁打&2桁勝利」がかかっているだけに、投手・大谷への影響が心配される。
(Full-Count編集部)