浮き上がって曲がる「一体何なんだこれは?」 捕手も慌てた“魔球”が「悪魔の所業」

ジャイアンツのタイラー・ロジャース【写真:AP】
ジャイアンツのタイラー・ロジャース【写真:AP】

ジャイアンツ右腕ロジャースの1球に打者も完全お手上げ…

■ジャイアンツ 5ー1 ブルワーズ(日本時間3日・サンフランシスコ)

 打者に向かって浮き上がりながら曲がるという“超魔球”が、ファンの驚きを呼んでいる。ジャイアンツの右腕タイラー・ロジャース投手が投じた1球。捕手もキャッチするのに苦労した変化球に「物理法則が一時的に停止したのか?」「悪魔の所業」との声が上がっている。

 2日(日本時間3日)に行われたブルワーズ戦で、同点の8回に2番手で登板したロジャース。2死走者なしで投じたスライダーが唸りを上げた。ブルワーズのロウディ・テレスに対し、カウント2-2からアンダースローから放たれたボールは、地を這う位置から対角線上に浮き上がって内角高めへ。テレスはお手上げという状態であえなく空振り三振に倒れた。1イニングを3者連続三振に斬ると、直後に味方打線が勝ち越し。今季5勝目を手にした。

 この瞬間を「ピッチングニンジャ」の愛称で支持される投球分析家ロブ・フリードマン氏が「常軌を逸した73マイル(約117.5キロ)のUFOライジングスライダー的なもの」とツイッターで公開。ファンからは「脳の処理が追いつかない」「どうやって打つのか分からない」「一体何なんだこれは?」などとコメントが寄せられている。

【動画】捕手も慌てる変化…浮き上がって曲がった“超魔球”の実際映像

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