2回に崩れた大谷翔平、エ軍投手コーチの見解は「腕の振りが遅く見えた」
立ち上がりの投球は高評価「1回はとてもよかった」
実戦4度目の先発となった16日(日本時間17日)ロッキーズ戦で、1回1/3を2被弾含む7安打7失点(自責7)と苦戦したエンゼルスの大谷翔平投手。初回は最速98マイル(約158キロ)の速球で強打のロッキーズ打線を圧倒したかに見えたが、2回に崩れた。大谷自身は試合後「(2回は)1人目に対して、1イニング目よりしっかり腕を振っていなかった。そこじゃないかと思います」と振り返ったが、エンゼルスのナギー投手コーチも「1回に比べて2回は腕の振りが遅いように見えた」と乱調の要因を分析した。
味方打線から3点の援護を受けた直後の2回、大谷は先頭デズモンドに左翼へ先制弾を運ばれると、アイアネッタに死球を当て、ここから4連打で3点を追加された。なおも無死一、二塁でアレナドに左翼へ3点弾を献上。1死を奪ったところで50球を投げて降板となった。
ナギー投手コーチは「1回はとてもよかった。2回はボールが高めに行き過ぎて、見ての通りの結果になった」と振り返った。まだ大谷と直接話をしていないとしたが、1回に比べて2回は思い切り腕が振れていなかった、という見解は一致している。
シーズン開幕が近づく中、調整の進捗状況を心配する声が増している。先を見据えた調整のため、開幕をマイナーで迎える可能性も否定できないが、投手コーチは「それは私が決めることではない。(今後の調整は)彼と今日の登板について話してから考えていくと思う」とした。
「打者・大谷」をレッズ投手が称賛
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)