ソーシア監督が“投手”大谷に自信 メジャー適応、実力発揮まで「あと一歩」
実戦4戦目ロッキーズ戦の初回に手応え「あの球を見ただろう」
16日(日本時間17日)のロッキーズ戦で1回1/3を7失点と苦しんだエンゼルスの大谷翔平投手。開幕マイナーを勧める声も上がる中、マイク・ソーシア監督は初回の投球内容に光明を見出したようだ。指揮官が「ショーヘイはあと一歩だと思う」と見解を語った様子を、球団公式サイトが伝えている。
実戦4度目の先発となったロッキーズ戦で、大谷は2回先頭デズモンドにソロ弾を許すと、死球からの4連打で3点を失い、続くアレナドの3点弾でとどめを刺された。メジャー強打者に捕まった2イニング目に注目が集まりがちだが、エンゼルスを率いて19年目のベテラン監督は初回に目を引かれたという。
初回、大谷は先頭ブラックモンを四球で歩かせたが、2番ラメーヒューを3球で見逃し三振。3番アレナドに中前打で一、三塁とするも、4番ストーリーは空振り三振、5番パーラは二ゴロとした。速球は最速98マイル(約158キロ)を計時。打者は6度スイングしたが、そのうち4度が空振りだった。
記事によれば、ソーシア監督はエンゼルスは防御率に代表される昔ながらの成績で選手を評価するのではなく、投げた球の質であったり、回転数、プロセスなどを重視することを強調。その上で「ショーヘイはあと一歩だと思う。あの球を見ただろう。特に初回の球を。いいところまで来ているものもあるし、磨きを掛けているものもある。我々は彼があるべき状態にもっていくため、今週は特に注視している。彼は本当に一生懸命やっている。次回登板では、彼が求める結果が出ることを願うよ」と期待を込めたという。
これまで中6日で先発マウンドに上がっている右腕にとって、次回は開幕前に上がる最後の登板となりそうだ。ベテラン指揮官の予感は的中するのか。その投球内容に期待したい。
(Full-Count編集部)