大谷翔平は「本調子ではなかった」と指揮官 44号アーチも4回途中KOで2敗目
被安打9は渡米後ワーストの数字
■アストロズ 10ー5 エンゼルス(日本時間11日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地ヒューストンで行われたアストロズ戦に「2番・投手」で先発した。投手としては3回1/3を6失点で降板し、5月28日以来105日ぶりとなる今季2敗目を喫した。勝てば自身初の2桁10勝で、ア・ナ両リーグでは1918年にベーブ・ルースがマークして以来となる2桁勝利&2桁本塁打の快記録を達成するところだったがお預けとなった。
試合後のジョー・マドン監督は「彼は今日本調子ではなかった。御覧の通り、空振りを奪えていなかった」と大谷の投球を振り返った。さらに、降板と同時に外野に回すのではなく試合から引き上げたことについて「彼は頑張っていたが、私の中では(4回に続投させて)無理させる必要はなかった。外野で出場させるには場面が早過ぎた」と説明した。
打席では1回、右翼席に弾丸ライナーで先制の44号ソロを叩き込んだ。打撃との相乗効果で、投球もリズムをつかんで行きたいところだったが果たせず。指揮官は「彼はいつも準備ができている。相手が最初から良い打撃をしていた。今日の彼は、今日はとにかく普段のように空振りを奪えていなかった」と分析、むしろアストロズ打線がしっかり大谷を捉えたことを称えていた。
また、前回登板した3日(同4日)のレンジャーズ戦で7回、自己最多の117球を投げた影響については「正直それはないと思う。彼に聞いてみるといい。意図的に直球のスピードも上げられていたわけだし。マイナスの影響を与えるには(前回の投球から)日にちが経ち過ぎていると思う」と否定していた。
(Full-Count編集部)