大谷翔平、本塁打トップ陥落もマドン監督はMVP確信 「人々が揺れないことを願う」
ホワイトソックス戦で3試合連続のノーアーチに終わった大谷
■Wソックス 9ー3 エンゼルス(日本時間15日・シカゴ)
14日(日本時間15日)に行われた敵地でのホワイトソックス戦で、3試合連続の不発に終わったエンゼルスの大谷翔平投手。初回、4回と2打席連続三振に倒れるなど、この日は4打数無安打1四球に終わった。本塁打数は44本のままで、同じくノーヒットだったブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手とは1本差のまま変わらなかった。
熾烈を極めるア・リーグの本塁打王争い。トップのゲレーロJr.を大谷が1本差で追走。ロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手はこの日のアスレチックス戦で43号3ランを放ち、2人との差を詰めた。この先も3人による競争は続いていくことになる。
本塁打王争いとともに、大谷に大きな可能性があるのがア・リーグMVP争い。投打二刀流で驚異的な働きを見せており、MVPの最有力候補と目されている。エンゼルスのジョー・マドン監督は、本塁打王争いがMVP争いに影響を与えないことを願った。
ホワイトソックス戦前の会見で、大谷とゲレーロJr.の本塁打王争いについて問われた指揮官は「ブラッド(ゲレーロJr.)は今調子がいい。今後もこのような形で状況は続いていくだろう。今季の彼は打撃面で素晴らしい1年を送っている。それは疑いようがない。しかし、それは我々の選手(大谷)にも言えること」と語ると「ホームラン王を獲得するだけでMVP争いに影響を与えられると考えて、人々が揺れ動かないことを願うよ」と釘を刺していた。
さらに、大谷自身が本塁打王に意欲を見せていたことについては「ショウヘイは思慮深い。マウンドでも打席でもね。彼はチームの目標、個人の目標を持っている。彼はプレーするのが好きで、プレーしたがっている。彼があなたたちにそう言ったのなら、間違いなく私はそれを信じるよ」とコメントしていた。
(Full-Count編集部)