「故意じゃない」大谷への死球に猛抗議の敵将 9回の退場劇に怒り収まらず
マドン監督と真っ向から意見対立、場外舌戦も過熱
■エンゼルス 9ー3 Wソックス(日本時間17日・シカゴ)
エンゼルス・大谷翔平投手への死球をめぐって退場騒動が勃発した。16日(日本時間17日)の敵地ホワイトソックス戦の9回2死、大谷は右腕のライトJr.から右ふくらはぎに死球を受けた。この判定により投手と、猛抗議したホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督が退場。球場には不穏な空気が漂った。
ラルーサ監督は試合後「故意じゃない」と抗議の内容を明かした。場面はエンゼルスが9-3と大量リード。ライトJr.の投球は大谷の足元を襲い、よけきれなかった格好だ。審判団は協議の末、故意と判断したとみられる。この3連戦では、14日(同15日)の初戦でエンゼルスがホワイトソックスの中軸、ロベルトとアブレイユに当てていいる。これに対する報復と捉えられた。
序盤は言葉を選んでいたが、次第にエキサイトしたラルーサ監督は「論法は理解できない。私たちはこの連戦ずっとオオタニに対して厳しく攻めてきた。彼はいくつかの緩いヒットを私たちから打った。彼(審判)は(死球が)故意だと解釈したが、それは誤りだ。この連戦を通しての審判の判断に一貫性がなかった。彼はミスを犯した。納得いかないことだ。私たちのピッチャー、チーム、私の印象を悪くさせるものだ」と激しい言葉を紡ぐ。
出塁した大谷は、一塁手のシーツと何やら談笑。大きな怪我に至らなかったのが救いだ。
(Full-Count編集部)