大谷翔平が“流し打ち”マルチ 7試合アーチなしも復調の兆し、20日103年ぶり大偉業へ
7回に左前打で反撃の口火、逆方向への安打は30試合ぶり
■アスレチックス 3ー1 エンゼルス(日本時間19日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地・アスレチックス戦で「3番・指名打者」で先発出場した。7回の第3打席で左前打を放ち、3試合連続安打をマーク。9回の第4打席でも中前打を放ち、2試合ぶりのマルチ安打を記録した。4打数2安打で打率.258となった。本塁打王争いではトップのブルージェイズ・ゲレーロJr.と2本差のまま。チームは1-3で敗れた。
久々の流し打ちだった。3点を追う7回先頭。2番手右腕・ゲラの91.7マイル(約147.6キロ)のフォーシームにバットを合わせた。バットが折れて強烈な当たりではなかったが、三遊間に内野手1人だったシフトを破って左前へ抜けた。逆方向への安打は8月13日(同14日)の本拠地・アストロズ戦の8回に三塁への適時内野安打を放って以来30試合36日ぶり。後半戦2本目の流し打ち安打で出塁し、ロハスの中前適時打で生還した。
9回先頭では左中間へ打ち返す中前打。今季36度目の複数安打をマークした。44本塁打を放った10日(同11日)の敵地・アストロズ戦から7試合ノーアーチとなったが、復調の兆しを見せた。本塁打王争いでは46本のブルージェイズ・ゲレーロJr.、45本のロイヤルズ・ペレスもアーチなし。タイトルを争う上位3選手に変動はなかった。
初回2死はあと数メートルで本塁打という特大の右飛。4回1死は空振り三振に倒れた。19日(同20日)の本拠地・アスレチックス戦は先発マウンドに上がる。勝てば両リーグでは1918年ベーブ・ルース以来103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」を達成する。
(Full-Count編集部)