大谷翔平、16打席ぶり快音&左腕から初安打 指揮官評価「良くなっている」
ソーシア監督「いいスイングもしていた」
20日(日本時間21日)のオープン戦で16打席ぶりにヒットを放ったエンゼルスの大谷翔平投手。左腕相手のオープン戦初安打にもなった。試合後、マイク・ソーシア監督は打撃面での適応を評価している。地元紙「オレンジ・カウンティ・ レジスター」電子版が伝えている。
オープン戦で13打席連続無安打となっていた大谷はこの日のダイヤモンドバックス戦に「8番・DH」でスタメン出場。2回1死一、二塁の第1打席では左腕レイに、2点リードの3回2死一、三塁では右腕ブレイゼックに、いずれも二ゴロに打ち取られた。
しかし6回1死走者なしの第3打席では左腕ポッシュからセンター前に弾き返す安打をマーク。ここまでのオープン戦での2安打はいずれも右腕から放ったもので、16打席ぶりのヒットは左腕からの初安打にもなった。
3-3で迎えた8回1死一塁の第4打席は右腕ロングの前に二ゴロに終わり、この日は4打数1安打。オープン戦通算では28打数3安打1打点3四球9三振、打率.107となった。
地元紙は「オオタニが連続無安打をストップさせ、エンゼルスはダイヤモンドバックスに逆転勝利」との見出しで速報。6-5で逆転サヨナラ勝利を収めた試合後、指揮官は「(大谷の打撃は)良くなってきているよ。左打者は左投手と対戦するのがいい時もあるんだ。我々の狙いはそこだ。ボールをより引き付けなければいけない」と説明し、「ヒットを放った打席ではそれができていた。彼はいくつかいいスイングもしていたと思っている」と打撃を評価したという。
同紙は大谷のオープン戦の打撃成績を伝えつつ、そのほか紅白戦で16打数4安打となっていることも紹介。また、24日(日本時間25日)のオープン戦で先発登板する予定で、それまでは打撃に立たない方向とも伝えている。
スプリングトレーニングでの低迷から開幕メジャー入りを危ぶむ声も上がっていた二刀流右腕。ここから結果を残していけるか、注目だ。
(Full-Count編集部)