大谷翔平、HR王へ“真っ向勝負”2試合が正念場 マリナーズ3連戦は再び四球攻めか
マリナーズはPO争い真っ只中、2日から今季最終3連戦は再び四球攻めか
■レンジャーズ 5ー2 エンゼルス(日本時間29日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地・レンジャーズ戦で「2番・指名打者」で先発出場し、3打数無安打1四球で3試合ぶり無安打に終わった。6試合連続ノーアーチで、両リーグ単独トップ47号を放ったロイヤルズ・ペレスと2本差になった。残り5試合。29、30日(同30日、10月1日)のレンジャーズ戦がタイトル争いのキーポイントとなりそうだ。
初回1死。大谷は新人右腕・アレクシーの外角に決まるカーブを振っていった。この打席ではフルカウントからの8球目フォーシームが外れて四球となったが、敵軍バッテリーは真っ向勝負を展開。露骨に勝負を避ける配球ではなかった。
3回1死は遊直に倒れ、6回先頭は左腕・アラードの外角低めフォーシームに手が出ずに見逃し三振。9回先頭はライナー性の打球が二塁正面に飛んだ。6試合本塁打なしとなり、両リーグ最多のロイヤルズ・ペレスとは2差に広がった。
残り試合はブルージェイズ・ゲレーロJr.、ロイヤルズ・ペレスも「5」。ただ、エンゼルスは1日(同2日)から3連勝でワイルドカード進出圏へ0.5差に迫るマリナーズと3試合を残している。大谷には再び四球攻めが予想されるだけに、逆転キング奪取には、このレンジャーズ2試合でのアーチは欠かせない。まさにタイトル争いへの正念場となりそうだ。
レンジャーズは29日(同30日)が左腕テイラー・ハーン、30日(同10月1日)は右腕グレン・オットーが先発する。ハーンとの対戦成績は4打数無安打1四球3三振。今季デビューしたオットーとは2打数無安打となっている。スラッガーとしての真価が問われる2試合となりそうだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)