大谷翔平は「いろんな質問をぶつけてきた」 MLB現役コーチが語る二刀流の貪欲さ
パドレス・ワーマンコーチは2014年から日ハムに4年間在籍した
パドレスのキース・ワーマン育成コーチが、エンゼルス・大谷翔平投手との思い出を明かした。ワーマン氏は2014年に日ハムで「インターン」として働き、15、16年にはチーム統括本部国際業務担当に所属。かつての“同僚”について「彼に匹敵する打撃と投球ができる選手は見当たりません。投打両面でスーパースターです」と大絶賛した。
ワーマン育成コーチは日ハムにインターンとして在籍していた2014年に札幌市内の選手寮に宿泊。当時20歳だった大谷の野球への貪欲な姿勢に何より驚かされた。選手寮近くの寿司店に食事に行った際には質問攻めされたという。
「試合後に食事に行ったことを覚えています。彼は私にいろんな質問をぶつけてきました。明らかに特別な才能を持っていて、人間としても素晴らしい。もっとうまくなろうとハングリーな気持ちがありますね」
「性格は素晴らしいですね。チームメートに対しても素晴らしかったです。成功すること、成長することに本当に集中していました」
当時の大谷のプレーについても「打撃練習をしている姿や、マウンド上で圧倒する姿も見ました。163キロを出した時はファンのみんながエキサイトしてましたね。間違いなく特別な選手でした」と振り返ったが、何より野球への姿勢が印象に残っているという。
ワーマン育成コーチはタティスJr.、マチャドらスター揃いのパドレス内野守備をサポートするなどしている。日ハム在籍時代について、「最高だった。あの時の経験が無かったら、今この場にいる私はなかったと思います。ファイターズの皆さんが私を本当に大事にしてくれました」と振り返った。メジャーを席巻する大谷との出会いは、メジャー現役コーチへも影響を与えている。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)