大谷翔平が「去ってしまう」 米経済誌が低迷エ軍に“警告”「今度は失敗できない」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

「トラウトと同じ運命をたどることをオオタニが望むはずはない」

 エンゼルスの大谷翔平投手はメジャー4年目の今季、46本塁打&9勝と投打二刀流で大活躍。しかし、チームは77勝85敗でア・リーグ西地区4位に甘んじ、プレーオフ進出を7年連続で逃した。米経済誌「フォーブス」は、スター選手を揃えながら低迷するエンゼルスの現状を憂慮、チーム状況が改善されなければ大谷は「去ってしまうかもしれない」と指摘している。

「フォーブス」は「ショウヘイ・オオタニは、スーパースターを正当に扱うセカンドチャンスをエンゼルスに与えている」との見出しで特集。エンゼルスはトラウトと大谷という「世代に1人」のレベルの選手を同時期に得たとし、大谷については「MLBで最も市場価値のある選手になれるかもしれない」と称賛している。

 しかし、チームは長く低迷し、トラウトもプレーオフ出場は2014年の1度だけ。記事は大谷が9月26日(日本時間27日)に「このままでは勝てないんじゃないかと思います」などとチームへの率直な思いを明かしたことに言及。大谷が10月3日(同4日)に契約延長について「オープンな気持ち」と話したことにも触れた上で「砲弾は既に発射された。オオタニはエンゼルスに改善を望み、そうでなければ去ってしまうかもしれない」と伝えた。改善策としては大谷以外に十分な投手を見つけることで、ペリー・ミナシアンGMも理解はしているが「計画を遂行することははるかに難しい」とも解説している。

 さらに「トラウトと同じ運命をたどることをオオタニが望むはずはない」とも。「私たちはそれをオオタニの最近の発言から裏付けることができ、誰も彼を責めることはできない。言葉にしたことでフロントに十分な通告を与えた」と説明。そして「これは球団にとって、トラウトに犯したのと同じ失敗をオオタニに対して繰り返さないようにするチャンスだ。これを台無しにしないほうがいい」と“警告”している。

(Full-Count編集部)

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