明秀日立が土壇場の9回に逆転 春夏通じ甲子園初勝利
1点を追う9回に3連打で同点、3番・池田の中犠飛で勝ち越し
第90回選抜高校野球が23日から甲子園球場で開幕。第3試合は明秀日立(茨城)が1点を追う9回に逆転し瀬戸内(広島)を4-3で下し甲子園初勝利を挙げた。
先手を取ったのは瀬戸内。初回2死二塁から3連続四球で先制点を奪う。明秀日立は3回に先頭の2番・北野が右翼線三塁打で出塁。1死となり4番・芳賀が右翼へタイムリー二塁打を放ち同点に追いつく。だが、その裏。瀬戸内は2死一、三塁から重盗を仕掛け、明秀日立の遊撃・増田の悪送球を誘い勝ち越しに成功した。
瀬戸内は4回にも2死二塁から2番・新保のタイムリー二塁打で追加点を奪い3-1とリードを広げる。追いつきたい明秀日立は5回2死三塁から瀬戸内・浴本の暴投で1点差に詰めよった。
終盤は両チーム好機を作るが明秀日立・細川、瀬戸内・浴本の両エースが粘りの投球を見せ得点を許さない。そして9回。1点を追う明秀日立は先頭の8番・有住、代打・佐伯、1番・増田の3連打で同点に追いつく。
さらに2番・北野の犠打で1死二、三塁と勝ち越しのチャンスを作ると、瀬戸内はエース・浴本に代え2番手に山根をマウンドに送る。ここで明秀日立の3番・池田が中犠飛を放ち勝ち越しに成功した。
瀬戸内は9回2死三塁の場面で4番・門叶が二飛に倒れゲームセットとなった。
明秀日立は春夏通じ、今大会が甲子園初出場初勝利。DeNAの細川成也外野手の弟でエース・細川拓哉は9回8安打3失点と好投を見せチームの初勝利に貢献した。
(Full-Count編集部)