珍プレーに泣くマーリンズ 泥沼7連敗で未勝利の新監督「雪だるまのよう」
就任初勝利を逃す結果を招いた2つの珍プレー
イチロー外野手の所属するマーリンズは21日(日本時間22日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に6-7で敗れた。2度の珍プレーが失点を招くドタバタぶりで、いずれも今季ワーストとなる7連敗、借金10。GMから転身したダン・ジェニングス新監督が連敗続きの現状を「まるで雪だるまのようだ」と嘆いたことを地元メディアが報じている。
30年前に高校の野球チームを指導しただけというGMの監督転身で物議を醸しているマーリンズは、守備での2つの珍プレーが致命傷になった。
まずは6回表。無死一、二塁でダイヤモンドバックスのオーウィングスが三塁側にバントすると、先発投手のレイトスがこれを処理した。三塁でアウトを取れるタイミングだったが、グラブにボールが挟まり、どこにも投げられず。無死満塁とピンチが広がり、ここから一気に4失点を喫した。
地元紙「マイアミ・ヘラルド」によると、レイトスは「一体何が起きたのか分からなかった。グラブにノリで貼り付いているかのように、ボールが挟まってしまったんだ。ボールを取り出すことができなかった」と悪夢の瞬間を振り返っている。
6-6で迎えた8回表には、無死一塁で相手のペニントンが送りバントを仕掛けた際に、キャッチャーのリアルミュートが捕球した。ここでミットからボールを握り損ねるという痛恨のミス。ペニントンもセーフで無死一、二塁にピンチは広がり、最終的に決勝点を献上することになった。