ゴードンに「止まれ」は不要? 華麗ヘッスラに反響、同点ホームに称賛と苦言
三塁コーチャーの制止振り切り本塁突入
マリナーズのディー・ゴードン外野手が24日(日本時間25日)、カブスとのオープン戦で三塁コーチャーの制止を振り切る走塁で同点ホームを踏んだ。華麗なヘッドスライディングには称賛と苦言が寄せられている。試合はマリナーズが7-3で勝利した。
1点を追う1回裏だった。先頭のゴードンは四球と盗塁で二塁へ。直後、セグラのセンター前ヒットに好スタートを切ると、浅い打球だったが、三塁を回り、一気にホームへ突っ込んだ。際どいタイミングとなる中、ヘッドスライディングで捕手のタッチをかいくぐりホームイン。会場は大歓声に包まれた。
この走塁は現地で話題となり、MLB公式サイトのSNSでも動画付きで紹介。インスタグラムでは「一時停止突破も許されるゴードンの滑りこみ」との言葉と共に伝え、「この男は史上最高」、「私が見た中で最もきれいな滑りこみ」など称賛の声が寄せられた。
一方、首脳陣からは苦言を呈されており、スコット・サービス監督は地元メディアに対して「誰もアウトになっていない状況でこのような賭けをするのは素晴らしい考えではない」とコメント。一方で「我々はディーを学んでいるところであり、彼もそうだ。凄い滑り込みだった」と絶妙なヘッドスライディングには賛辞を贈っている。
今季マーリンズからマリナーズに移籍した昨季の盗塁王は内野から外野へとコンバート。新たなポジションに適応しつつ、オープン戦でも打率.327、3本塁打、7打点、3盗塁と好調を維持している。