岩隈久志の術後初ブルペンに指揮官も笑顔「良い状態」「これは第一段階」
昨年9月の右肩手術後初のブルペン入り「レポートもとても順調なもの」
マリナーズの岩隈久志投手は25日(日本時間26日)、キャンプ地のアリゾナ州ピオリアで術後初めてブルペンでの投球練習を行った。捕手を座らせ、直球のみで24球。メジャー復帰を熱望するスコット・サービス監督は「これは第一段階」と満足そうに話した。
昨年9月に右肩クリーニング手術を受けてから初めてのブルペン入り。時折、笑みを浮かべながら、投球フォームを入念に確認し、ボールを投げ込んでいった。「タイミングをしっかり合わせて、足を長く、上手く使うというのをしっかりチェックに入れながらやっていた」「それがしっかり出ていたので良かったと思います」。久々の投球練習ながら上々の内容だった。
5、6月のメジャー復帰を望むサービス監督も投球を見守り「何球か見てみたよ。彼は良い状態だったね。これは第一段階だね」と振り返った。地元メディアに対しては以前にも「言い続けていることだけど、我々には彼が必要なんだ。彼の復帰、そして我々の為にもう一度インパクトのあるシーズンを送ってくれる彼の姿を見たいんだ」と話していた指揮官。この日も、岩隈についての質問では表情が緩んだ。
「復帰までの道のりは長いものになっているけど、彼はマウンドに上がることを望んでいるよ。レポートもとても順調なものになっているんだ」
リハビリの過程でフォームの改良にも取り組んでいるというベテラン右腕。2001年以来のプレーオフ進出を目指すマリナーズの“切り札”となる存在だけに、このまま順調に階段を上っていくことを誰もが願っている。
(Full-Count編集部)