大谷翔平は「ルースを比較対象に導き出した」　日本人初の選手間MVPを獲得した理由

MLB選手会広報部が寸評を公開「オールラウンドなパフォーマンスをした」

　エンゼルスの大谷翔平投手が28日（日本時間29日）、選手間投票で選ぶ「プレーヤーズ・チョイス・アワード」で両リーグの年間最優秀選手に選出された。MLB選手会広報部は「ベーブ・ルースを比較対象に導き出した」と今シーズンの活躍を称えている。

　大谷は今シーズン、打者として155試合に出場し打率.257、46本塁打100打点26盗塁をマーク。投手としても9勝2敗、防御率3.18の成績を残していた。年間最優秀選手には本塁打王（48本）を獲得したブルージェイズ・ゲレーロJr.、打率.309、35本塁打のフィリーズ・ハーパーが最終候補入りしていたが“二刀流・大谷”が選出された。

　MLB選手会広報部の公式ツイッターは大谷が「選手間MVP」を受賞した寸評を公開。二刀流で歴史的なシーズンを過ごし「オールラウンドなパフォーマンスをした」として“投・打・走”で躍動した1年を評価していた。

　大リーグ機構から「コミッショナー特別表彰」を受けるなど、ここまで早くも“6冠”。卓越した打者をファン投票などで選出する「ハンク・アーロン賞」、打撃のベストナインに相当する「シルバースラッガー賞」の最終候補にも選ばれている。

（Full-Count編集部）