エンゼルスが今オフ再契約するべき選手は? 米メディアが「今季2勝」右腕を推す理由
バンディは今季23試合に登板し2勝9敗、防御率6.06
ワールドシリーズで盛り上がるメジャーリーグだが、プレーオフ、レギュラーシーズンで敗れたチームは早くも“ストーブリーグ”に突入している。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、今オフのFAで各球団が再契約すべき選手を特集。大谷翔平が所属するエンゼルスでは“意外”な投手の名前が上がっている。
今季、エンゼルスは主力として期待されたトラウト、レンドンらが離脱し、投手陣もリーグ12位のチーム防御率4.67と崩壊。7年連続でポストシーズン進出を逃した。投手陣の強化が最優先事項となるが、記事では今季23試合で2勝9敗、防御率6.06で年俸830万ドル(約9億4000万円)のディラン・バンディ投手との再契約を進言している。
同じくFAとなるアレックス・コブ投手は18試合に登板し8勝3敗、防御率3.76の成績を残しているが、11月に29歳を迎えるバンディの“将来性”を買っているようだ。その理由を「5歳年下で今季はコブ(年俸約17億円)よりも700万ドル(約8億円)近く安かった。そして彼は2020年にア・リーグのサイ・ヤング賞争いで9位に入った」と指摘。
バンディは2020年の短縮シーズンで11試合に登板し6勝3敗、防御率3.29を残している。オリオールズ時代の2016、17年は2年連続で2桁勝利(10勝、13勝)も挙げており、まだまだ活躍できるチャンスがあると見ているようだ。
さらにトラウト、レンドン、アップトンの来季年俸合計が1億ドル(約113億5000万円)前後となるチーム状況にとっても、「バンディは好ましいターゲットだ」と金銭的にも魅力であることを伝えていた。
(Full-Count編集部)