鷹・高谷裕亮が引退会見「大満足」 2軍バッテリーコーチ就任も発表
「考える時間をいただいたというのもあるのか、スッキリしています」
ソフトバンクの高谷裕亮捕手が1日、本拠地PayPayドームで引退会見を行った。「成績は胸張って言える数字ではないですけど、ここまでやらせてもらえたのは大満足です」と晴れ晴れとした表情で語った。2軍バッテリーコーチ就任も明らかにした。
「今シーズンをもちまして現役に終止符をうち、引退する決断をしましたのでご報告させていただきます」と、まず挨拶した高谷。引退を決断した現在の心境を「意外とスッキリしているというか、考える時間をいただいたというのもあるのか、スッキリしています。連絡をいただいたときに、ほぼほぼそういう話だなというのはありましたし、自分の中でできるかな、と不安もありましたので、ほぼ引退するというのは頭の中にはありました」と決断に至った胸の内を明かした。
高谷は白鴎大から2006年の大学生・社会人ドラフト3位でソフトバンクに入団。プロ入り後も正捕手の座はなかなか掴めなかったが、控え捕手としてチームにとっては欠かせぬ存在に。2015年には自身最多の93試合に出場した。ただ、近年は長らく悩まされ続けてきた持病の左膝痛を抱えてのプレーとなり、出場機会は減少。今季は20試合の出場に終わっていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)