日本ハムがFA取得の西川、秋吉、大田に来季契約提示せず 稲葉GM「権利を尊重」
「ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」
日本ハムは16日、海外FA権を取得している西川遥輝外野手、国内FA権を取得している秋吉亮投手、大田泰示外野手と協議した結果、来季の契約を提示せず、保留手続きを行わないこととしたと発表した。
2010年のドラフト2位で日本ハムに入団した西川は長年、リードオフマンとしてチームに貢献。2020年オフにポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を志したものの、移籍が成立せずに日本ハムに残留していた。今季、新たに海外FA権を取得していた。
2008年のドラフト1位で巨人に入団した大田は2016年オフにトレードで日本ハムへ。右翼手のレギュラーを掴んだものの、今季は不振により76試合に出場機会を減らしていた。2013年ドラフト3位でヤクルトに入団した秋吉は2018年オフにトレードで日本ハムへ。1年目からクローザーを任されるなど救援陣を支えたが、今季は10試合の登板に終わっていた。
日本ハムの稲葉篤紀GMは球団を通じてコメントを発表し「3選手と来季以降のプレー環境について協議した結果、選手が取得した権利を尊重し、ノンテンダーとすることを選択しました。選手にとって制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できることが重要と考えた結果です。昨年も、ノンテンダーの村田透投手と再契約した例があるように、ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」とした。
(Full-Count編集部)